橋下徹氏 自民党党員投票見送り決定巡り持論

[ 2020年9月1日 14:54 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が1日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に出演。「ポスト安倍」をめぐる自民党総裁選について言及した。

 安倍晋三首相の後継者を決める自民党総裁選で、出馬表明している岸田文雄政調会長(63)、きょうにも出馬表明するとみられる菅義偉官房長官(71)、石破茂元幹事長(63)の三つ巴に。国会議員票ではポスト安倍首相の動きが菅氏に大きく傾く中、1日の自民党総務会で総裁選の党員・党友投票を見送り、両院議員総会(国会議員394票と各都道府県連141票)での実施が決まった。

 意見を求められた橋下氏は「自民党の総裁を選ぶので、自民党員が決めるものなので、僕なんか資格がない者が言うべきではない」を前置きしつつ、「本来であれば党員投票はやるべき。そのほうが力のあるリーダーが生まれる」と党員投票は大前提とコメント。そのうえで「ただ、政治って言うのは選挙で勝ってなんぼ」だとし、たとえメディアなどからそのやり方に批判が出ようとも最終的に選挙で勝てるかどうかで方法も決めるものと指摘。両院議員総会での方法としたこともその考えが根底にあるとし、「安倍さんが辞任したことによって自民党の支持率は上がっている。野党の力も全然ない」と現状について説明しながら、「普通は政治空白を生じさせないために両院議員総会の方式を取ったのに、解散総選挙やったら政治的空白できるじゃないかとメディアが批判するが、最終的に野党との力の関係で、自民党が勝てるなら、(自民党が思う方法で総裁選も)やっていくでしょうね」とした。

 さらに、「野党が強いんだったら、自民党は(このような方法では)やりませんよ。批判が起こるようなことはやらない。敵が弱ければこれぐらいの批判だって(思うように)進めていこうってなる。今は二大政党制を進めているわけですから、敵が強くないと、自民党は思い通りに進めていくわけですよね」とした。

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2020年9月1日のニュース