田中康夫氏 自民・三原じゅん子参院議員のツイッターに皮肉 一律給付に「党内の声…ありました!?」

[ 2020年4月18日 15:42 ]

元衆院議員で作家の田中康夫氏
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 元衆院議員で作家の田中康夫氏(64)が18日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)で、安倍晋三首相が新型コロナウイルス対策で国民1人当たり10万円を一律給付すると方針転換したことを批判した。

 「10万円だって、いつ振り込まれるのか分からないでしょ」と懐疑的。麻生太郎副総理兼財務相が給付対象は自己申告制にすると主張していることについても、「麻生さんが“欲しい人は手を挙げろ”と。これ違うんじゃないの。今、病院で人工呼吸器を着けている人、手を挙げられないでしょ」と指摘。「だから、そうじゃなくて“私いりません”という、欲しくない人の手挙げ方式にすればいいのに。全然ズレてんじゃないのかな」と苦言を呈した。

 政府は緊急経済対策の現金給付を巡り、当初は一部の減収世帯に限った30万円の給付とする方針を固めた。だが、15日になって公明党の山口那津男代表が10万円給付を求めて安倍首相に直談判。急転し、方針を変えた。

 この経緯について田中氏は、「こうなったら“私たち党内の声が、やっと届いた!”っていうふうに三原じゅん子さんは言ってるの」と元女優で自民党の三原参院議員の16日付ツイッターを紹介。「党内の声…ありました!?公明党や野党や国民が言ってたんじゃないですか」と皮肉り、一律給付を求めて大きな声をあげていたのは自民党だったかどうかを疑問視。

 田中氏の主張に塙宣之(42)も「そうですね」とうなずいた。

 そもそも10万円給付案は3月に岸田政調会長が訴えたが、麻生財務相や財務省が強く反対。最終的に、4月3日の安倍首相と岸田政調会長の会談で、1世帯30万円とする方針が一時固まった。

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