橋下徹氏 国会議員の歳費2割削減をバッサリ「だまされちゃいけませんよ」

[ 2020年4月18日 22:57 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が18日、るTBS「新・情報7daysニュースキャスター」にモニターで生出演、国会議員の歳費2割削減について「だまされちゃいけませんよ」とバッサリ切り捨てた。

 橋下氏は国民に一律10万円給付となったことについて「当初の30万円よりはまし、っていうくらいです。今、国民に対して血の通って制度になっていないっていうのは、国会議員が黙っていても給料が保証されていて、明日の飯に全然困らない人たちが色んな制度を考えているわけなんです」とし「2割って言う数字にだまされちゃいけませんよ。年に5000万~6000万円くらいのキャッシュをもらっているんです。その中の240万円というのは実質4%~5%のカットです」と語った。加えて事務所の賃料、秘書3人の固定費が100%補償されていると言い「そんな国会議員が色んな制度を作っているんですから、血の通った政治にはなりませんよ」と批判。

 おなじくモニターでの出演となったビートたけし(73)も「一番大きいの含めると8000万円くらいいっちゃうんだから」と同意すると、橋下氏も「だませると思って、あんな数字出すの、本当に頭にきますよ」と怒りはおさまらなかった。

 さらに、「命を守るというのは当然なんですけど、命を守るにはコストがかかるんです。同時に政治というのは国民の生活を守らなくてはいけない。僕も含めて、収入がある人は皆、命最優先と言うんです。そうじゃなくて、今、本当に困っている人がたくさん出てきているんです。命を守るために社会生活を抑制するというんだったら、犠牲になっている人たちにはとにかく札を渡さなきゃ。国家が財政破綻する覚悟を持って命を守る。それが嫌だったら、ある程度死亡者が出るリスクを覚悟したうえで、経済を回さなきゃいけない。どっちか取らないと。気迫を示すのが政治なのに、その責任から逃れているのが日本の政治。ナメクジみたいになっちゃっている」と止まらなかった。

 また、橋下氏は3月下旬に体調を崩したことで自宅静養していたが、「2週間の自宅療養って、やってみたら大変です。家族全員が2週間全部活動が止まっちゃう。それが大変です」と語り、7人いる子供たちは部屋に閉じ込めていたと説明。また、体調不良の時に最終的にPCR検査を受けて陰性だったが、安住アナから「元大阪府知事ということで優先して検査を受けられたんですか?」と聞かれると「それ生放送で言うのやめて下さい。皆が思っていることなんですから」と言いながらも「非常に厳しい手順を踏みました。医師の判断と、保健所の判断で最後受けたんですけど」と説明していた。

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2020年4月18日のニュース