福山雅治、6代目「機長」に…憧れラジオ番組「JET STREAM」新パーソナリティー就任

[ 2020年3月28日 05:31 ]

TOKYO FM「JET STREAM」の“新機長”に就任する福山雅治
Photo By 提供写真

 歌手の福山雅治(51)が、民放FMの最長寿番組で1967年にスタートしたTOKYO FM「JET STREAM(ジェット・ストリーム)」(月~金曜深夜0時)の6代目パーソナリティーに就任する。今月30日から登場する。

 半世紀以上にわたり放送されている、旅と音楽を柱とした大人向けの深夜番組。異国情緒あふれる音楽とともにパーソナリティーが世界の国や都市の魅力を紹介し、リスナーは海外旅行気分に浸る。フリートークはなく、ナレーションのみで届けることが特徴だ。

 TOKYO FM(70年開局)の前身・FM東海で67年に放送を開始。当初から日本航空がスポンサーで、パーソナリティーは「機長」と呼ばれる。初代は声優の城達也さんで、67年からの27年間で7387回出演した。現在は5代目の大沢たかお(52)。

 6代目となる福山は「ラジオとともに生きてきた私にとって、まさに憧れの番組。大役を仰せつかり大変光栄」と喜んだ。起用について宮野潤一編成部長は「新時代の機長は、ラジオのキャリア、ラジオ愛、そしてあのお声を持つ福山さんしかいない」と説明した。

 福山も番組のリスナーだった。飛行機にも乗ったことがなかった少年時代に出合い「異国の風景や美しい天空へと何度も夜間飛行に誘っていただきました」と振り返った。

 フリートークのない番組は初挑戦。「声だけで皆さまを別世界へと誘い、イマジネーションをかき立てていただく。“ラジオの原点”とも言うべき表現手法の番組。改めて身を引き締めながら、デビュー30周年の新たなチャレンジとして担当させていただきます」と力を込めた。

 ◆福山オープニング内容◆
 遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、はるか雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。
 満天の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に心を開けば、きらめく星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂(しじま)の、なんと冗舌なことでしょうか。光と影の境に消えていった、はるかな地平線も、まぶたに浮かんでまいります。
 これからのひと時、月曜日から金曜日までの毎晩、あなたにお送りする音楽の定期便、「ジェット・ストリーム」。夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、福山雅治です。

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