志村さんなら「だいじょぶだァー」東村山の和菓子店、看板饅頭で地元スターの復活願う!

[ 2020年3月28日 05:30 ]

「だいじょぶだァー饅頭」を販売する社長の深井駿さん(撮影・岸 良祐)
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 新型コロナウイルスに感染し入院しているタレント志村けん(70)の出身地、東京都東村山市で早期復帰を願う声が上がっている。「だいじょぶだァー饅頭(まんじゅう)」を販売する同市の和菓子店「餅萬」の深井駿社長(37)は先代の父・克己さん(故人)が志村と同級生。身内のことのように容体を思いやった。

 地元のヒーローを突然襲った病魔。志村入院のニュースに触れ、深井社長は「びっくりしました。終息のめどが立たない状況で、親しみのある志村さんもかかられて…。今は心配しかありません」と気をもんだ。

 餅萬は創業144年の老舗和菓子店で、深井氏で7代目。11年前に亡くなった先代の父・克己さんが志村と同級生だった。1987年からフジテレビ系列で放送が開始されたお笑い番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」の中に饅頭を題材にしたコントがあったことから、志村本人の許可を得て、89年に克己さんが「だいじょぶだァー饅頭」(5個入り、750円=税込み)を発売。「だいじょぶだァー」(小倉あん)と「だっふんだァー」(うぐいすあん)の焼き印が入った2種類で、いずれも上品な甘さが人気だ。

 ニュースを見た客が「買って、食べることで元気になってもらいたい」と願掛けを兼ねて買っていったそうで、深井氏は「本当にそういう声はありがたいですね」と何度も頭を下げた。

 志村は「東村山音頭」で「東村山」の名前を全国区にした地元のヒーロー。深井氏自身は志村の話を父から聞き、近所に住む志村の長兄夫妻と親しい間柄。それだけに、志村が今夏開催予定だった東京五輪の聖火ランナーとして東村山市を走ることが発表された時には「おめでとう!って思って、沿道に見に行くつもりだった」という。

 「志村さんは世代を超えたファンがいらっしゃって愛されています。とにかく元気になってほしいが、復帰じゃなくて、まずは回復を願っています。元気になられて“大丈夫だあ”っていう第一声が聞きたいです」。東村山の大スターの復活を祈っている。

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