沢尻被告「大麻に軽い精神的依存があった」「反省していくことが唯一の償い」

[ 2020年2月1日 05:30 ]

沢尻エリカ被告
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 合成麻薬MDMAとLSDを所持したとして、麻薬取締法違反罪に問われている女優沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日、東京地裁で開かれた。

 【沢尻被告の陳述】
 ▼弁護側から被告人質問
 ――仕事の関係者に対してどういう思いか。
 「(所属事務所の)エイベックスのスタッフには多方面におわびに行っていただくなど、大変な苦労をかけました。撮影中の作品も撮り直しを余儀なくされ、キャストやスタッフの方に負担をかけてしまいました。本当に申し訳なく思っています」

 ――家族に対しては。
 「母には外出できなくなる不自由や精神的な苦労をかけ、兄にも心配をかけた。こうして裁判にも来てもらうことにもなり申し訳ないと思っています」

 ――病院では何をしていたのか。
 「薬物が体に与える影響や依存度について学んでいました」

 ――検査の結果はどうだったか。
 「幻覚剤について肉体的な依存はありませんでした。大麻については軽い精神的依存がありました」

 ――結果についてどう思うか。
 「幻覚剤に対して依存がなかったことには安心しました。大麻に精神的依存があったことには、コントロールしていていつでもやめられると思っていたのでショックでした」

 ――今後、違法薬物とどのように付き合っていくのか。
 「決別していかなくてはならない。断続して勉強して悪い環境に立ち入らないよう生活したい」

 ▼検察側から被告人質問
 ――なぜ薬物をやめなかったか。
 「いつかやめられると思っていて、それが大きな間違いでした」

 ――どうすれば再犯しないか。
 「言葉で言うのは簡単ですけれど、しっかりと決意してやらないと誓っていくことだけです」

 ▼裁判官から沢尻被告に
 ――最後に言いたいことは。
 「全て自分の甘さが招いた結果で、後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです。全力で更生していくことが、しっかりと罪の重さを自覚して反省していくことが、自分にできる唯一の償い」

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2020年2月1日のニュース