シシド・カフカ、「暗黒時代」を救ってくれた夏木マリの言葉を明かす

[ 2020年2月1日 22:54 ]

シシド・カフカ
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 ドラマーで歌手のシシド・カフカ(34)が1日、NHK「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)にゲスト出演。音楽活動に行き詰ったころの「暗黒時代」を救ってくれた恩人の存在を明かした。

 中学時代に父親の仕事の都合で滞在したアルゼンチンでドラムと出会い、帰国後、19歳でプロドラマーに。ミュージシャンとしての道を歩み始めた20~26歳は、「どこの事務所もレコード会社も見向きをしてくれなくて、ずっとバイトをしてライブするお金をためてって、繰り返している時期だった。音楽が好きかどうかも分からなくなってしまうくらい」と回想。「暗黒時代と呼んでいるんですけど」と表現した。

 それでも、地道に活動を続け、2012年、27歳でドラムボーカルとしてCDデビューした。その頃、歌手で女優の夏木マリ(67)と出会ったといい、「お話をしていたときに言われたんですけど、『長いものでもなんでも、自分が納得して巻かれに行くんだったらそれはそれでいいじゃない』ってことをおっしゃっていた」。

 その言葉の真意について、「覚悟を持って、いろいろと挑戦してみるっていうのは後々自分の身になるよ、っていうことをおっしゃりたかったと思うんですけど」と推測。当時、音楽活動以外の仕事のオファーに悩んでいたそうで、「自分はミュージシャンとしてこの業界にきたはずなのに、演技とかのお話をいただけることはありがたいですけど、自分自身、シシド・カフカって何だっけってなっていた時期に、この言葉をいただいたので。これは今になって、なおのこと理解が出来てありがたい言葉です」と語った。

 番組では夏木からビデオメッセージも届いた。「真面目さを尊敬しております」との言葉を聞いたシシドは、「折に触れてお食事に誘ってくれて『肩の力を抜きなさい、抜きなさい』って。すごいありがたいです」と話し、感無量の表情を浮かべていた。

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2020年2月1日のニュース