沢尻被告 19歳から大麻、コカイン…清純役演じる裏で生々しい実態明らかに

[ 2020年2月1日 05:30 ]

05年「1リットルの涙」出演時代の沢尻被告
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 麻薬取締法違反罪に問われ、31日に東京地裁で開かれた初公判に臨んだ沢尻エリカ被告(33)。法廷では、19歳から複数種類の違法薬物を使用していたことなど、常習使用の生々しい実態が明らかになった。

 検察側から冒頭陳述で「19歳ごろから大麻、コカイン、LSDを使うようになった」と指摘された沢尻被告。公訴事実を認めるか聞かれると「間違いありません」と答え、未成年時から違法薬物に手を染めていたことを明かした。

 沢尻被告は逮捕後、取り調べに「10年以上前から」薬物を使用していたことを供述していた。2009年にクリエーターの高城剛氏(55)と結婚した頃、スペインのイビサ島でのらんちき騒ぎがたびたび報じられていたが、それ以前にすでに手を染めていたことになる。

 1986年4月生まれの沢尻被告が19歳になったのは05年。同年10月期には、初主演となったフジテレビのドラマ「1リットルの涙」で難病と闘う少女役を演じ話題を呼んだ。同年1月には、ヒロイン役を演じた映画「パッチギ!」も公開され、新人賞を総なめに。人気女優の道を一気に駆け上がった一年だった。

 「パッチギ!」が製作された04年当時を知る映画関係者は「自分から“もう一回撮り直しさせて”と直談判するなど、演技にのめり込んでいく純粋さがあった」と語る。そこからわずか1年あまりで薬物が沢尻被告に影を落とした。「本人も、のちに“女優を続けていく上で凄いベースになった作品”と語っていた。当時の気持ちを忘れていないと信じていただけに残念」(同関係者)とショックは大きい。

 近年相次ぐ芸能人の薬物事件は、長期の常習使用が公判で明らかになるケースが多い。昨年有罪判決を言い渡されたピエール瀧(52)は20代からコカインなどを、元「KAT―TUN」の田口淳之介(34)も10年にわたり大麻を使用していたことが明かされた。芸能関係者は「華やかな世界で活躍する中で、ファッション感覚やプレッシャーからの解放を求めてクスリに手を出し、常習化していくのだろう」と分析した。

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2020年2月1日のニュース