桂ざこば 米朝さん役・筧利夫の“暴露”も絶妙返し「それは脳梗塞ですわ」

[ 2020年2月1日 16:25 ]

故・桂米朝さん夫妻を描いた舞台の初日を終えホッとした表情を浮かべる(左から)三林京子、内博貴、真琴つばさ、筧利夫、桂ざこば
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 落語家で人間国宝の故・桂米朝さん夫妻を描いた舞台「喜劇 なにわ夫婦八景」が1日、大阪松竹座で開幕し、桂ざこば(72)が17年5月に塞栓(そくせん)性脳梗塞に倒れて以来、約3年ぶりに役者として舞台に立った。

 終演後には主演の真琴つばさ(55)らと取材に応じ「緊張しましたわ」とホッとした表情を浮かべた。

 ざこばは米朝さんの師匠、4代目桂米団治にふんし、米朝さん役の筧利夫(57)との掛け合いで客席の笑いを誘った。しかし、筧が「(ざこばは)セリフの通りにやらない」と暴露すると、「それは脳梗塞ですわ。ぽっとワケ分からんことが浮かぶんですわ。そうならな分からん。皆さんもそうなってくださいよ」と返し笑わせた。

 自身の前名、桂朝丸には今野浩喜(41)がふんしており、ざこばは「自分でも今、朝丸なのか、ざこばなのか、米団治なのか…。ようわからんのです、ぶっちゃけた話」と話し、米朝さんの妻、故・中川絹子さんを演じた主演の真琴つばさ(55)には「そんなん言うたら怒られるけど、ママ(絹子さん)よりキレイ」と、爆笑を誘った。公演は16日まで。

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2020年2月1日のニュース