日テレ“ラグビー貯金”年間視聴率6年連続3冠へ テレ朝「ポツンと一軒家」日テレの日曜G帯牙城崩すも

[ 2019年12月31日 10:00 ]

東京・港区の日本テレビ(左)とW杯初の8強入りを果たした日本代表のリーチ・マイケル主将
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 日本テレビとテレビ朝日がしのぎを削った2019年の年間視聴率争い。テレ朝は絶好調「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)が日テレの日曜ゴールデン帯の牙城を崩し、10月期「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)などのドラマで猛追した。日テレは日本代表が史上初の8強と大躍進した自国開催のラグビーW杯で挽回。今年残り1週間の時点で、日テレが全日(午前6時~翌日午前0時)、ゴールデン(午後7~10時)、プライム(同7~11時)の各時間帯で首位。“ラグビー貯金”がものを言い、6年連続の「3冠」へ逃げ切りそうだ。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 18年12月31日~19年12月23日で調べたところ、日テレは全日=7・9%、ゴールデン=11・6%、プライム=11・3%。テレ朝は全日=7・6%、ゴールデン=10・8%、プライム=10・8%。

 18年(18年1月1日~12月30日)は、日テレが全日=7・9%、ゴールデン=12・0%、プライム=11・6%。テレ朝が全日=7・7%、ゴールデン=10・5%、プライム=10・6%。ゴールデン帯、プライム帯の差は縮まっている。

 「ポツンと一軒家」は9月29日に番組最高視聴率20・8%をマーク。日テレ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)を常時上回るようになった。

 日テレは「イッテQ」を大黒柱に、長年「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜後7・00)、「イッテQ」、「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)と“最強の縦の流れ”を形成。しかし「イッテQ」が崩れたことにより、12月15日の「鉄腕DASH」=12・8%、テレ朝「ナニコレ珍百景」(日曜後7・00)=14・7%のように、前番組にも影響。「鉄腕DASH」が「ナニコレ珍百景」を下回る日も出てきた。

 テレ朝は「ドクターX」を筆頭に、「相棒」(水曜後9・00)や「科捜研の女」(木曜後8・00)といった刑事モノや医療モノの人気シリーズ作品が年配層をわしづかみにし、高視聴率を連発。日テレを猛追した。

 現に、日テレは2クール編成した「あなたの番です」(日曜後10・30)が序盤不調に陥り、5月の月間視聴率は日テレが全日=7・3%、ゴールデン=10・9%、プライム=10・5%、テレ朝が全日=7・5%、ゴールデン=10・6%、プライム=10・7%とテレ朝が「2冠」を獲得。12月(~23日)の月間視聴率も日テレが全日=7・8%、ゴールデン=11・6%、プライム=11・4%、テレ朝が全日=7・7%、ゴールデン=11・8%、プライム=11・8%とテレ朝が「2冠」だった。

 しかし、日テレはNHKと放送したラグビーW杯が驚異的な数字をマーク。一躍“救世主”となった。日テレ中継分は「日本×ロシア」(9月20日)=18・3%、「日本×サモア」(10月5日)=32・8%、「日本×スコットランド」(10月13日)=39・2%と右肩上がり。日本戦以外も「ニュージーランド×アイルランド」(10月19日)=16・5%、「ウェールズ×南アフリカ」(10月27日)=19・5%など大きな関心を集めた。

 日テレは“ラグビー貯金”が効き、14年からの6年連続「3冠」を死守しそうだ。しかし、この2年、テレ朝との差は確実に縮まっている。日テレは来年4月からトーク番組「誰だって波瀾爆笑」(日曜前9・55)を終了し、日曜朝の情報番組「シューイチ」(日曜前7・30~9・55)の放送時間を30分拡大(日曜前7・30~10・30)。早くも“次の一手”を打ってきた。

 来年2020年は東京五輪の中継があるため、メダルの行方が追い風になる可能性も。日テレとテレ朝の視聴率バトルは今年以上に激しさを増しそうだ。

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