藤井聡太七段 今年ラスト対局は白星 王位戦参戦3期目で初の挑戦者決定リーグ入り

[ 2019年12月27日 20:05 ]

王位戦予選決勝。斎藤慎太郎七段(左)との激闘を制し、コップのお茶を勢いよく飲む藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が17日、大阪市の関西将棋会館で指された王位戦グループ別予選決勝で斎藤慎太郎七段(26)に121手で勝利。参戦3期目で初めて挑戦者決定リーグ(通称・王位リーグ)入りを果たした。

 前王座でイケメン実力派として人気のある斎藤は、これまで2戦2敗と苦手にしてきた相手。この日は複雑で難解な戦いになり、広げたリードを終盤、詰められる場面もあったが最後は押し切った。

 この日が今年ラスト対局だったが「タイトル挑戦には届かなかったが、トップ棋士との対戦でいろいろいい経験ができた」と総括。「これを来年につなげていければ」と2020年の更なる飛躍を誓った。また、年明けの1月には3連覇がかかる朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントが地元・愛知県の名古屋で始まるが「いい内容の将棋を指せれば」と抱負を語った。

 王位戦では今後、他の7グループの予選突破者にシード棋士4人を加えた計12人が、紅白2ブロックに分かれたリーグ戦を戦う。さらにブロックごとの優勝者同士が挑戦者決定戦を行い、その勝者が木村一基王位(46)と、例年7~9月に行われるタイトルをかけた7番勝負を行うことになる。

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