本田五段、史上2番目の速さで棋王初挑戦 プロ入り後1年4カ月

[ 2019年12月27日 18:17 ]

 将棋の渡辺明棋王(35)への挑戦権を争う第45期棋王戦(共同通信社主催)挑戦者決定戦第2局は27日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の本田奎四段(22)が106手で佐々木大地五段(24)を破り、初挑戦を決めた。タイトル戦出場時のプロ入りから1年4カ月は2番目の速さ。

 最速は1989年の棋聖戦で、屋敷伸之九段(47)が樹立した1年2カ月。日本将棋連盟によると、プロ入りして間もない新人棋士が参加した棋戦の1期目で挑戦者まで勝ち進んだのは初めて。規定により、27日付で五段に昇段した。

 渡辺棋王―本田五段の5番勝負は来年2月1日、金沢市の北國新聞会館で開幕する。

 本田五段は川崎市出身。2018年10月、プロ入り。棋王戦には予選から参加し、本戦トーナメント進出後は6勝を挙げて大舞台へ駒を進めた。

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