綾野剛 孤独な容疑者役に挑戦 瀬々監督「自身の心の中にある“楽園”を感じて」

[ 2019年9月5日 20:55 ]

映画「楽園」完成披露試写会で舞台挨拶をする(左から)瀬々敬久監督、佐藤浩市、綾野剛、杉崎花、片岡礼子
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 映画「楽園」(10月18日公開)の完成披露試写会が5日、都内で行われ、主演の綾野剛(37)と共演した杉咲花(21)、佐藤浩市(58)、片岡礼子(47)、瀬々敬久監督(59)が、舞台挨拶を行った。

 原作は吉田修一氏の短編集「犯罪小説集」(角川文庫刊)。全5編のうち「青田Y字路」と「万屋善次郎」の2編をアレンジしたオリジナル作品で、地方都市で起こった少女失踪事件を舞台に、綾野が演じる容疑者と、取り巻く人々の内面に迫る衝撃のサスペンス大作だ。

 同作品は第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「フォーカス・オン・ジャパン」と、第24回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門への正式出品が決定した。これに対し綾野は「素直にうれしい。日本の作品を世界に持っていきたいという思いがずっと強かったので」と喜びの気持ちを表し、観客から祝福の拍手を浴びた。続いて先輩の佐藤が「言語を超えて、わかりあえるのが映画。人間として“通じるもの”を映像の中から感じてもらいたい」とコメントした。

 主演の綾野との絡みが一番多かったという杉咲は「ロケ地の長野では、お祭りのシーンも。この映画で日本文化である祭りを海外の方にも楽しんでいただけるんじゃないか」とコメントすると、片岡も「小さな日本の村の物語だが、意外に海外でも同じようなことがあったりするのではないか。映画を観てくれた世界の方々の感想も聞きたい」とリクエストした。

 タイトルを発案した瀬々監督が「限界集落での差別問題などが、この映画の背景。それをぶち破りたいと思って作った。映画を観た人が、自身の心の中にある“楽園”を感じてもらえれば」と締めくくると、登壇者全員が深くうなずき、感慨深げだった。

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