板尾創路「関西演劇祭」フェスティバルディレクターに「なかなか背負えない」

[ 2019年5月20日 14:55 ]

関西演劇祭の開催発表会見に臨んだ(左から)行定勲氏、板尾創路、西田シャトナー氏
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 「関西演劇祭2019 お前ら、芝居たろか!」(9月21~29日、クールジャパンパーク大阪SSホール)の開催発表会見が20日、大阪市内であり、フェスティバルディレクターを務める板尾創路(55)は「大阪弁で言うオモロい奴、アホな奴というか、“ゼロ”を“1”にするみたいな人と出会い、仕事をしたい。全国で活躍できるような若い人が出てくればうれしい」と期待を込めた。

 板尾は2月に開業したSSホールを「初めてこの劇場にきましたが、いい感じ。お芝居やエンタメが集まって、俳優やパフォーマー、演出家らプロも集まって、関西から発信できていけたらと強く思います」と絶賛した。フェスティバルディレクターを任されたことについては「なかなか背負えない。調べたけど、どこにもなかった」と苦笑いした。

 4月から参加劇団を募集し、現在、4劇団が応募してきている。最終的には10劇団が8日間で4公演ずつ演じて、それぞれのステージ後に板尾、演出家の西田シャトナー氏(53)、映画監督の行定勲氏(50)や観客が参加しての「ティーチイン」で演劇作品に対しての批評会、討論会が開かれる。

 板尾とともに登壇した西田氏は「ティーチイン後の公演に、いい材料になります。真剣勝負。ティーチインも方が面白くなるかも」と語り、行定氏は「演出家が舞台に立ってどう答えるかおもしろい」と楽しみにしていた。

 関西から出てくる演劇の才能を日本全国に発信することが演劇祭のテーマ。かつて関西は「そとばこまち」「劇団☆新感線」「南河内万歳一座」「惑星ピスタチオ」など演劇ブームを支えた才能の宝庫だった。関西出身の役者、脚本家、演出家が現在、活動の拠点を全国に移して、多方面のジャンルで活躍している。

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2019年5月20日のニュース