楽天・鈴木大地 「つなぎの4番」で交流戦初V呼んだ 今江監督起用に応えチーム打率も平均得点も上昇

[ 2024年6月16日 19:44 ]

交流戦   楽天5ー3広島 ( 2024年6月16日    楽天モバイル )

<楽・広>3回、鈴木大は2ランを放ちガッツポーズ(撮影・村上 大輔)
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 楽天は16日、交流戦最終戦の広島戦に5―3で快勝し、同率首位で並んでいたソフトバンクが敗れたため、球団創設20年目で初の交流戦優勝を決めた。賞金3000万円を獲得した。楽天のチームタイトルは、13年のリーグ優勝と日本一以来、11年ぶり。就任1年目の今江敏晃監督(40)は最年少の交流戦優勝監督となった。

 楽天快進撃の鍵となった「つなぎの4番」鈴木大が、優勝が懸かった大一番で輝いた。3ー0の3回無死一塁でアドゥワから右翼席へ今季1号2ラン。全12球団からの本塁打となった一発も「何とかつなぎたい」の一心だった。「4番らしいことをしたのかなとか思っちゃいますけど、今江監督に“勘違いするな”って言われるので、しっかり切り替えます」と笑わせた。

 交流戦前までは島内が28試合、浅村が15試合で4番を務めたが振るわず。交流戦2カード目のヤクルト戦の2戦目、今月1日に今季初めて4番に入り、打線のつなぐ意識が上昇した。チーム打率は交流戦前の・236が・241に、1試合平均得点も3・1から3・3となり、好調の投手陣とかみ合った。「つなぎの4番には慣れている。ロッテの時に経験しているので」と今江監督。交流戦が始まった05年、ボビー・バレンタイン監督がサブローを「つなぎの4番」として抜てき。交流戦初代王者、31年ぶりのリーグ優勝と日本一の原動力となった。10年には「史上最大の下克上」と呼ばれたリーグ3位からの日本一にも貢献。05年に入団4年目だったのが今江監督で、初めて開幕スタメンを勝ち取ったシーズンだ。13年には自身も97試合で「つなぎの4番」を務めた。

 「長打が打てて、得点圏でランナーを還せる打者」が4番の理想像。だがロッテ時代に「長打を打つ打者はどちらかというと打率が低く、そこで打線が切れてしまう」と感じていた。「1~3番に出塁率が高い選手がいて、4番もつながれば、後ろまでもっとつながっていく」。言葉通りに浅村がスタメンに戻っても、鈴木大の4番は継続。「今、彼が軸というか核になっている。打順に正解はないし、このままでいくかもしれない」。若き指揮官の経験に基づいた決断が、交流戦初Vにつながった。(花里 雄太)

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