日本ハム・金村 安定の4試合連続QSも痛恨1球「疲れたからとか言い訳はできない」

[ 2024年6月16日 06:00 ]

交流戦   日本ハム0-2巨人 ( 2024年6月15日    エスコンF )

<日・巨>9回、岡本和に2ランを浴びた金村(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 日本ハム・金村尚真投手(23)が15日、巨人戦に先発し8回まで無失点の好投も、9回に岡本和真内野手(27)に左中間席へ決勝2ランを浴びて今季3敗目を喫した。中継ぎから先発転向し、今季6度目の登板も打線の援護に恵まれなかったが、4試合連続クオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)と安定感は抜群で、この投球を続けていけば、今季初の先発白星も目前だ。

 8回を投げ終えた。新庄監督はベンチに戻った金村に「あと1回」という意味で人さし指を立てた。自身初の9回のマウンド。金村は期待に応えたかったが、岡本和の打球が無情にも左中間席に飛び込んだ。

 「疲れたからとか言い訳はできない。マウンド上がったからには、ベストの投球をしないといけない。自分のベストを出せなかったのは本当に悔しい」

 0―0の9回無死一塁、得点が入ればぐっと勝利に近づく状況で当然、岡本和は一発を狙ってくる。捕手・田宮は、厳しい内角に構えた。しかし、ツーシームが真ん中高めに浮くと、6年連続30発を記録している男は見逃してくれなかった。痛恨の決勝2ラン。ほんの少しの制球ミスが命運を分けた。これで4試合連続の被弾で「(内角に)投げきれなかったのがこの試合のダメなところ。最近、1球で試合を決めてしまうことが多い」と反省した。

 8回0/3を9安打2失点。7回無死満塁も無失点でしのぐ粘りは圧巻だった。武田投手コーチは「ナイスピッチング。今でも十分いい」と称えつつ、「コースに投げ切れば、基本的には打者には打たれない。練習でそれなりに投げ切れば、あとは試合でどれだけ勇気を持って投げるか。もう少し技術が付けば、違った投球になる」とも言った。2年目ながら高い制球力を誇る右腕だからこそ、勝負どころでのあとボール1、2個分の制球力を付けることを求めた。

 身近に“教科書”となる存在は多くいる。12日の中日戦で完封勝利を挙げたエース・伊藤や、制球力が武器の加藤貴、山崎らだ。金村も「球速が落ちても(伊藤)大海さん、加藤(貴之)さん、(山崎)サチさんは、9回を投げ切る投手は工夫している。勝てる投手は力でいかないとかコースに投げるとかの投球術がある」と自覚。先輩投手から学びながら前に進むつもりだ。

 今季は先発で白星はないが、4試合連続QSをマークしている。「勝負どころでしっかり抑えることで勝ちが付くと思う」。今季先発初白星まであと少し。試練の時間が、金村をさらに強くする。(田中 健人)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年6月16日のニュース