死亡事故から19年目の「5・22」 仙台育英ナインが喪章をつけてプレー「大切な日」

[ 2024年5月22日 17:22 ]

春季高校野球宮城県大会準々決勝   仙台育英3―1東陵 ( 2024年5月22日    仙台市民 )

左袖に喪章をつけてプレーした仙台育英の山口(撮影・柳内 遼平)
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 仙台育英が3―1で東陵を下し、春季県大会4強に進出した。昨秋の宮城県大会準々決勝では東陵に1―2で敗れ、選抜出場を逃していた。

 「5・22」を迎えたこの日は野球部ナインが左袖に喪章をつけてプレーした。


 05年5月22日、多賀城市の国道で飲酒運転のRV車がウォークラリー中だった仙台育英生徒の列に突っ込み、3人が死亡。多くの重軽傷者が出た。

 仙台育英は同じ悲劇を繰り返さないために毎年5月22日を「I-Lion Day」と制定。失われた3人の冥福を祈り、悪質な危険運転を許さない安全な交通社会をつくるための活動、追悼行事を実施してきた。

 5回途中から救援し、4回1/3を2安打無失点で5三振の快投を披露したエース右腕・山口廉王(れお=3年)は「今日は仙台育英学園にとって大切な日。いろいろな人の気持ちがこもった日。いろいろな方から(当時の)お話しをいただいて、亡くなった方に対してご冥福をお祈りしています」と語った。

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