東大・山口真之介が歴史的アーチで立大とドロー! 薬学部所属で将来の夢は「研究者」

[ 2023年5月6日 16:37 ]

東京六大学野球春季リーグ戦   東大6―6立大 ( 2023年5月6日    神宮 )

東京六大学野球<東大・立大>8回、同点満塁弾を放ち、チームメートに迎えられる東大・山口真(中央)(撮影・木村 揚輔)
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 1回戦2試合が行われ、開幕から6連敗中の東大が、6―6で立大と引き分けた。5点を追う8回、山口真之介内野手(3年)の右越え同点満塁弾などで5得点。東大の満塁弾は84年春以来39年ぶり2人目だった。早大は勝ち点2で並ぶ法大に3―1で先勝し、開幕5連勝。6回に4番・印出太一捕手(3年)が決勝ソロを放った。

 開幕から6連敗中の東大が歴史的アーチで引き分けに持ち込んだ。8回に1点を奪ってなお、2死満塁から8番・山口真が同点の右越え満塁弾。前日のヤクルト―DeNA戦で11本塁打の要因となった神宮に吹く強風にグングン乗った一発は練習試合を含め大学初本塁打。東大選手としては39年ぶり2人目の満塁弾に「めちゃめちゃ嬉しいです。(ボールは)家に飾りたい」と笑顔を輝かせた。

 都小山台出身の3年生二塁手。高校時代の通算本塁打はわずか2本で3年夏は背番号19の「脇役」だったが、東京六大学野球の一戦で主役に成り上がった。ベンチ入り唯一の薬学部所属で将来の夢は研究者だ。「大学院に入ってもっと研究したい」と意気込む文武両道。一振りでチームに勇気を与え、次は今季初勝利を狙う。(柳内 遼平)

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