巨人・原監督「きのうもそういうのあったけどね」 中山の送りバント失敗におかんむり

[ 2023年5月6日 17:34 ]

セ・リーグ   巨人1―2中日 ( 2023年5月6日    バンテリンD )

<中・巨>8回、中山はバントをするもファウル (撮影・西川祐介)
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 巨人は敵地で最下位・中日に逆転負けを喫し、中日戦の2カード連続負け越しが決定。1カ月ぶり3位浮上の可能性もあった試合を落とした原辰徳監督(64)は6安打1得点に終わった打線に猛省を促した。

 新助っ人左腕グリフィンが7回6安打1失点と好投するも、打線は4回にウォーカーの二ゴロが併殺崩れとなる間に挙げた1点だけ。前日まで続いていた8戦連続2桁被安打は止まったが、同じく5戦連続2桁安打もストップ。これで9試合連続で先発投手に白星が付かない結果となった。

 1―1で迎えた8回には、先頭の7番・秋広が中前打で出塁。続く8番・中山へは送りバントの指示だったが、2球連続ファウルで送れず、ヒッティングに切り替えるも空振り三振に打ち取られた。それでも9番・グリフィンの代打に出た吉川は左前打でつないで1死一、二塁としたが、1番・広岡が空振り三振、2番・梶谷が一ゴロで無得点に終わり、その裏、中日に勝ち越された。

 原監督は中山の送りバント失敗について聞かれると「バント失敗ももちろん、きのうもそういうのあったけどね。もうちょっとみんなで打線なんだから、ミスは出るんだからカバーし合わないとね。ミスが凄くクローズアップされる打線はダメな打線なわけだから。ミスが出る、しかし打線9人で、いかにカバーし合うかつなげられるか、その部分がなかなかできていないというのが現状でしょう」とおかんむりの様子。

 前日5日の同戦でも1―0で迎えた4回無死一、二塁で犠打ゼロのブリンソンが送りバントするも捕手後方への飛球となり、二走・岡本和が飛び出して戻れず、捕邪飛でまさかの併殺に終わり、3―8で敗れている。ブリンソンはこの日、ベンチ入りメンバーから外れたが、原監督はブリンソンについて「最善の策ということですね、総合的に最善策。(明日以降は)それは分からない、明日は」と語るにとどめた。

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