エンゼルス　劇的延長10回サヨナラ勝ち！黒星寸前9回2死から逆転　大谷5の0も、劇勝呼び込む進塁打

ア・リーグ   エンゼルス5ー4レンジャーズ （ 2023年5月5日    アナハイム ）

＜エンゼルス・レンジャーズ＞延長10回、暴投でサヨナラ勝ちしタッチを交わし引き揚げる大谷らエンゼルスナイン（撮影・会津　智海）
Photo By スポニチ

　エンゼルスは5日（日本時間6日）、本拠地で地区首位・レンジャーズと対戦。3点を追う9回2死から同点に追いつき、延長10回の末に5－4でサヨナラ勝ちした。

　3点を追う9回。2死まで追い込まれながら、レンジャーズの守護神・スミスからウォーラクの右越え2点適時二塁打で1点差とすると、続くレンヒーフォが同点適時打を放って追いついた。

　大谷翔平投手は「3番・DH」で先発。この日はレンジャーズの先発右腕・ダニングとの対戦では第1打席は一ゴロ、第2打席は2死一、二塁のチャンスで初球を強振したが一ゴロだった。第3打席は左腕・バークと対戦し、三邪飛。第4打席は二ゴロに倒れた。

　タイブレークに突入した延長10回、直前のトラウトが申告敬遠されて迎えた大谷の第5打席。無死一、二塁のチャンスも二ゴロ。それでも併殺崩れの間に一塁を駆け抜け、進塁打でつないだ。

　なおも一、三塁、4番・レンドンの打席で、交代したばかりのレンジャーズの右腕・スボールズが初球を暴投し決着。5連勝を飾った。レンジャーズは勝率で上回り、首位こそ守ったが、エンゼルスとはゲーム差なしとなった。

　大谷は前日のカージナルス戦で1安打2四球をマーク。今季この試合前まで117打数36安打19打点、打率・308。特に直近7試合は14安打2本塁打6打点、打率・467と上向いていた。

　エンゼルスは首位争いする一方で、救援陣に故障者が続出。左腕のループが右太もも裏痛で15日間の故障者リスト入りが発表された。抑えも務めていたキハーダも左肘手術、中継ぎ右腕のウォーレンも右肘のトミー・ジョン手術を受けることが決まった。