【阪神大学野球】大体大が19年春以来の天理大戦勝利 リーグ戦初本塁打・弓埜「今までにない感触」

[ 2023年5月6日 13:28 ]

阪神大学野球2023春季リーグ戦第5節   大阪体育大6―3天理大 ( 2023年5月6日    ほっともっとフィールド神戸 )

リーグ戦初本塁打を放った大体大・弓埜
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 大阪体育大がリーグ戦で優勝した19年春以来の天理大戦勝利をつかんだ(21年春1回戦は不戦勝)。

 「きょうは勝たないといけない試合だった。(学生から)最終戦は4年生を出してほしいと言ってきていたので『きょう勝たないとそれはできないぞ』と約束していた。だから、みんな必死でプレーしたのだと思う」

 中野和彦監督は、4年生選手がモチベーションを強く持って試合に臨んでいたことを勝因に挙げた。4年生部員で教育実習参加や就職活動に本腰を入れるためにこの春のリーグを最後に引退する選手は多い。そのため、大学での野球生活を締めくくる舞台を実現するためにも勝たなければならなかったのだという。

 3―3に追いつかれた直後の4回表2死二塁で1番・平子真弘(2年=日本航空石川)が中前に勝ち越し適時打を放つと2番・神田蓮温(4年=玉野光南)も左前適時打で5―3とした。

 6回には4番・弓埜祥太郎(3年=履正社)が左翼席にリーグ戦初本塁打をたたき込んだ。

 「高めに甘く入ってきたカットボール。今までにない感触で、めちゃくちゃ気持ちよかったです」

 弓埜は、大学入学後はオープン戦でも打ったことのない大きな当たりに試合後も興奮がさめない様子だった。

 今季は、すでに天理大が優勝を決めているが、苦手意識を完全に払拭するためにもこのカードで勝ち点を奪って秋のリーグ戦につなげたいところだ。

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