巨人 攻守で“バントミス” 欠ける状況判断…岡本和が走塁死、田中千が極端シフト時にストライク入らず

[ 2023年5月6日 05:20 ]

セ・リーグ   巨人3-8中日 ( 2023年5月5日    バンテリンD )

<中・巨>4回、ブリンソンは送りバントを失敗し併殺プレーとなる(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 【追球ズーム ここにFOCUS】球団では13年ぶりの8戦連続2桁被安打の投壊。巨人は攻守でのバントを巡る2つのミスで敗れた。

 1―0の4回の攻撃。無死一、二塁で今季犠打0のブリンソンがバントしたが、捕手後方への小飛球となった。二塁走者・岡本和が飛び出して戻れず捕邪飛で併殺。岡本和は前方への小フライに見えたとし「難しかった」としたが、打球判断のミスで中盤の大事な得点機を失った。川相野手総合コーチは試合後「あそこは慌てるところじゃない」と諭したと言った。

 1点リードだった8回。同じ無死一、二塁の守備で、内野陣は二塁走者の三塁封殺を狙い一、三塁手が猛ダッシュする極端なシフト「ブルドッグ」を敷いた。「本来であればピッチャーがストライクを投げてバントしてもらう」と川相コーチ。だが、田中千の球は高めへのボール。シフトを敷かなかった2球目に犠打を決められ、2本塁打を含む4連打で勝負が決まった。田中千は3試合連続失点で2軍降格となったが、失点だけが原因ではなかった。(花里 雄太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月6日のニュース