レッドソックス対フィリーズ戦でハプニング　外野席から男性がブルペンに落下　打席には吉田

外野席からブルペンに落下したあとカートで搬送される男性（AP）
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　米ペンシルベニア州フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで5日に行われたフィリーズ対レッドソックス戦でハプニング。初回にレッドソックスの吉田正尚（29）が打席に入っているときに右中間の2階建て構造のブルペンの1階に、上部の外野コンコースから男性が落下したもので、異変を察したフィリーズのホセ・アルバラード投手（27）がフィールドに入ってスタッフに“緊急事態”を告げた。

　AP通信が報じているもので、フィリーズ側によればこの男性はコンコースでボールを取ろうとして防護用の柵を乗り越えて落下。ブルペン1階のコンクリート構造の落下場所には血が付着しており、男性はカートに乗せられて移動したあとは市内の病院に搬送された。周囲の呼びかけには応じており意識はあるもようだが詳しい容態はわかっていない。

　フィリーズではこの日、主砲のブライス・ハーパー（30）のホームでの復帰初戦とあって、球場には満員と4万2901人のファンが集結。試合は10分の中断ののちに再開された。

　吉田は4回の第2打席で右前打を放ち15試合連続安打。試合はレッドソックスが5―3で勝って7連勝（20勝14敗）を飾り、敗れたフィリーズは5連敗で15勝18敗となった。