日本ハム・五十幡、両リーグトップの今季10盗塁目 「自分は誰かに還してもらうのが仕事」

[ 2023年5月6日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5ー2楽天 ( 2023年5月5日    エスコンF )

<日・楽>8回、二盗を決める五十幡(撮影・高橋 茂夫)
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 迷いはない。1点ビハインドの8回、日本ハム・五十幡亮汰外野手(24)は先頭で右前打を放つと、続くアルカンタラの3球目にスタートを切った。21年9盗塁を上回る両リーグトップとなる今季10盗塁目の成功だ。

 「2桁盗塁は、自分のキャリアハイになるので素直にうれしい。ヒーローになるのではなく、自分は誰かに還してもらうのが仕事」

 アルカンタラの右前打で三塁へ進み、松本剛の犠飛で同点のホームを踏むと、その後も打線はつながり、万波の勝ち越し2点二塁打、細川のスクイズも決まった。この回一挙4得点の逆転劇で、最下位脱出にも成功した。

 突破口を切り開いた五十幡だが、6回1死一塁から狙った二盗は間一髪のタイミングでアウトになっていた。そんな中で、マークが厳しくなる終盤で決めた盗塁は大きな価値がある。「アウトになったらどうしようというのは全くなくて、先にアウトになったので、取り返してやるといった強い気持ちではいけた」と振り返った。

 1番で起用された打撃も今季初の3安打をマーク。7試合連続安打とし、リードオフマンの役割も十分だった。(横市 勇)

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