引退のオリ・能見に新井貴浩氏が“惜別”メッセージ 「全然関係ないんですけど」に能見も大笑い

[ 2022年9月30日 21:57 ]

パ・リーグ   オリックス4-3ロッテ ( 2022年9月30日    京セラD )

<オ・ロ>ビデオメッセージで登場した新井貴浩氏(撮影・北條 貴史)
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 オリックスの能見篤史投手(43)が、30日のロッテ戦で引退登板を果たした。試合後には引退セレモニーが行われ、藤川球児氏、中日・福留とともに、新井貴浩氏が動画メッセージを寄せた。

 新井氏がバックスクリーンに登場すると、場内からは大きなざわめきが起こった。「能見選手、18年間お疲れさまでした。引退の連絡をもらった時には、やり切りましたという言葉が印象的でした。また、昨年は慕われている後輩たちとともにリーグ優勝という素晴らしい経験をされました。今後は、その経験、そして、知識を若い選手たちにたくさん伝えていってもらいたいと思っています。また、ゆっくり食事しましょう」と話し、これで終わりかと思われた瞬間、新井氏は「そして、全然関係ないんですけど、水本コーチ、2年間お疲れさまでした」と、元広島の水本ヘッドコーチを慰労。あまりの“唐突”さに、動画を見ていた能見も思わず笑みを漏らした。

 能見と新井氏は阪神時代はチームメートとして接したが、新井氏が広島に移籍した後も親交が深く、やり取りが続いた。復帰後最初の本塁打を打った相手が能見。打つたびに「勘弁してくださいよ」とか「次は打たせないですよ」と連絡が来たというが、その後は直球勝負から外角へ沈むツーシーム中心となり、新井氏の苦手なところにきっちり投げわけた。「そんな駆け引きも楽しかった」と新井氏は話したことがある。

 また、セレモニーには元阪神の同僚でもある鳥谷敬氏が登場し、能見に花束を渡した。

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