楽天・石井GM兼監督が来季続投 貯金最大18から2年ぶりBクラス確定「結果受け止める」

[ 2022年9月30日 05:00 ]

パ・リーグ   楽天4―5ソフトバンク ( 2022年9月29日    楽天生命 )

<楽・ソ>ベンチで戦況を見守る石井監督(撮影・篠原 岳夫)
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 楽天の石井一久GM兼監督(49)が来季も続投することが29日、分かった。チームはこの日、ソフトバンクに敗れて2年ぶりのBクラスが確定。就任2年目で初めてCS進出を逃した。関係者によると複数年契約を結んでいることから、引き続き指揮を執ることが決定的となった。

 9年ぶり日本一の夢はついえた。後がない試合で初回に滝中が4失点。一度は追い付いたが競り負けた。終盤まで上位争いに食らいついたものの、指揮官は「結果なので受け止める。どういう部分でそこにたどり着けなかったのか。いろいろ考えたい」と悔しがった。

 序盤に球団記録の11連勝を飾ったが夏場に失速し、5月に最大18あった貯金は8月に底をついた。「下り坂になってはいけないところで、自分をはじめ僕たちのチームにその強さがなかった。6月以降は先発投手陣の整備が凄く難しかった」と振り返るように、ベテランがそろう先発投手の防御率3・65はリーグワースト。新外国人のギッテンスが負傷で離脱するなど、助っ人も機能しなかった。

 課題が露呈したシーズンではあったが、編成部門と現場を束ねるトップとして中長期的ビジョンで「常勝軍団」をつくり上げる方針は変わらない。オフに戦力を整えて、来季こそV奪還を目指す。

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2022年9月30日のニュース