オリックス・能見 引退登板で145キロ! 安田を空振り三振で有終の美を飾る

[ 2022年9月30日 20:29 ]

パ・リーグ   オリックス―ロッテ ( 2022年9月30日    京セラD )

オリックス・能見
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 オリックスの能見篤史投手(43)が、30日のロッテ戦で引退登板を果たし、有終の美を飾った。

 オリックスのエース・山本の後を受けた2-2の8回、先頭から登場。持ち味のワインドアップから、初球に145キロを投じるなど元気な姿をファンに披露した。投手コーチ兼任という調整の難しいポジションではあるが、その後も直球勝負で143キロをマーク。最後は安田から145キロの直球で空振り三振に仕留めて、場内からの大きな拍手に包まれた。その後、中嶋監督も直々にマウンドまで出てきて労い、握手を交わした。

 負ければ、ソフトバンクの優勝が決まってしまうかもしれない一戦。チームが優勝争いしていることから「言われたところで投げますが、負けられないし、迷惑はかけたくないので、極力投げたくはないですが(笑い)」などと前日は笑っていたが、ファンに最後まで雄姿を届けた。試合は、9回にサヨナラ勝ちし、ソフトバンクの胴上げを阻止。能見にとっては、忘れられない登板となった。

 引退表明後もコーチ業と並行して、きっちりと調整したことは明らかだ。「CSも日本シリーズも準備はします」と、最後まで戦力としてブルペン待機するつもりでいる。

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