現役引退のヤクルト・坂口が会見「自分を奮い立たせてくれる仲間に恵まれた」

[ 2022年9月30日 12:15 ]

<ヤクルト・坂口引退会見>西田明央(右)から花束を渡され、笑顔を見せるヤクルト・坂口智隆=神宮(代表撮影)
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 今季限りでの現役引退を発表したヤクルト・坂口智隆外野手(38)が、神宮球場内で引退会見を行った。近鉄に在籍経験のある最後の現役選手で通算1525安打。20年の現役生活に終止符を打ったベテランは「淋しい気持ちはあるけど、自分で決断したこと」と語り、ケガに悩まされた20年間を振り返り「“絶対に復活して活躍してやる”と奮い立たせてくれたのが仲間。本当に仲間に恵まれた」と目を赤くした。

 02年ドラフト1巡目で近鉄に入団。04年の球界再編を経て、オリックス時代の11年に最多安打のタイトルを獲得した。15年オフに出場機会を求め、自由契約を申し入れ退団。ヤクルトに移籍して主力として活躍したが、若手の台頭もあり昨季は25試合の出場。20年目の今季は23試合で打率・268、0本塁打、2打点だった。

 最後の近鉄戦士として「背負わなければいけない責任があった」と振り返り、これまでの野球人生を表す漢字一文字に「宝」を挙げて「野球があったから人として成長できた。野球があってよかった」。そして仲間だけでなく「これまで支えてくれた人たちには感謝しかない」と熱い思いを語った。

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