西武・十亀が現役引退「優勝できたときはうれしかった」「妥協と言い訳はしないようにしてきた」

[ 2022年9月30日 14:10 ]

引退会見で笑顔を見せる西武・十亀
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 西武・十亀剣投手(34)が30日、埼玉県所沢市の球団事務所で、今季限りでの現役引退を表明した。11年ドラフト1位で入団。15年に自己最多11勝するなど通算53勝を挙げた。

 「ずっと上の試合を見ていて、このままでは戦力になれないと思ってしまったことが引退を決めた理由。ここ数年自分の投球スタイルができなくなっていた。戦力になれないと感じてしまったと言うことはこの世界にいてはいけないと思った」と語った。34歳は5月28日のDeNA戦以降は1軍での出場がなく、今季限りでの引退を決断した。

 19年の10月に国内FA権を行使した上で残留することを表明。20年から3年契約を結び、今季が最終年だった。家族に決断を伝えた際には、夫人には「よく頑張ったんじゃない」と声をかけられたという。「優勝をできたときは本当にうれしかった。妥協と言い訳はしないようにしてきたつもり。妥協は一番下手になると学んだ」と自身の信念を語った。

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