神戸国際大付・津嘉山 2試合9イニング連続無失点 減量作戦が好投の源「球の伸びが変わった」

[ 2022年7月11日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権兵庫大会・2回戦   神戸国際大付4―3須磨翔風 ( 2022年7月10日    明石トーカロ )

<須磨翔風×神戸国際大付>6回から登板し、最後まで投げ抜いた神戸国際大付・津嘉山(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 1年生右腕がまたも、チームに勝利をもたらした。6回から2番手で救援した神戸国際大付・津嘉山憲志郎が、7回を3安打無失点。これで初戦の御影戦から2試合9イニング連続無失点となった。

 「1試合目と同じで自分のピッチングができた。変化球を低めに決め切れた」

 7回からは3イニング続けて得点圏に走者を背負ったが、本塁は踏ませなかった。逆に、延長戦に突入してからは3イニング連続の3者凡退。テンポの良い投球が、延長12回の決勝点の呼び水となった。

 減量作戦が好投の源だ。走り込みに加え、朝夜1キロずつ食べていた白米を800グラムに減らし、入学時は105キロだった体重を95キロまで減量。「体重を落としたら、球の伸びが変わった」。体にキレが生まれたことで、投球の質が良化した。

 青木尚龍監督からは「コントロールがいい。四球がないのでそれが大きい」と及第点をもらった。目指すは2年連続となる夏の甲子園。頼もしすぎる1年生が、聖地への道を切り開く。

続きを表示

2022年7月11日のニュース