今春センバツ21世紀枠近畿地区候補・伊吹、滋賀学園を撃破 “落選後”は全国レベル意識

[ 2022年7月11日 19:30 ]

第104回全国高校野球選手権滋賀大会・1回戦   伊吹5―3滋賀学園 ( 2022年7月11日    マイネットスタジアム皇子山 )

<滋賀学園・伊吹>延長11回2死一、三塁、伊吹・中川蒼は勝ち越しの左前適時打を放ち、ガッツポーズ(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 今春センバツの21世紀枠近畿地区候補に選ばれながら、最終選考で落選した伊吹が滋賀学園を撃破し、2回戦に進んだ。

 1―2の8回に追いつくと、延長11回に5安打を集中し3点を勝ち越し。2死一、三塁から主将で「5番左翼」の中川蒼河(3年)が左前へ決勝打を放った。

 落選してからは中川蒼を中心に「近江は今やってるぞ」「大阪桐蔭は甲子園で頑張ってるぞ」など、ナインで声を掛け合って全国レベルを意識してきた。冬場はグラウンドが雪に埋もれて使えないため、琵琶湖の砂浜で1日10キロのランメニューをこなすなど鍛錬してきた成果を発揮。中川蒼は「自力で甲子園」を掲げ、互いに勝ち上がり秋季県大会準々決勝で1点差の惜敗を喫したセンバツ準優勝校の近江に同じ準々決勝でのリベンジを思い描いた。

続きを表示

2022年7月11日のニュース