明大明治・内海、153球の力投で自身初の完投勝利 田中主将「3年間守ってて1番頼もしく感じた」

[ 2022年7月11日 20:01 ]

全国高校野球選手権西東京大会   明大明治6―3府中工 ( 2022年7月11日    多摩一本杉 )

先発した明大明治・内海
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 明大明治が府中工を下し、初戦を突破した。

 マウンド上での笑顔がチームを活気づけた。先発したエース内海陽(うちうみ・3年)は府中工業打線に10安打を許すも、9回を投げ切り3失点。153球の熱投で、自身初の完投勝利を挙げた。

 「最後の大会だから、みんなで楽しくやりたい」。得点圏にランナーをためても笑顔を絶やさない。自ら間合いをかけて、率先して野手に話しかける姿が目立った。主将の田中陽貴(3年)も「3年間守ってて、1番頼もしく感じた。ピンチの場面でも粘り強く投げてくれたから野手の集中も切れなかった」と笑顔で応えた。

 「一点差でもリードする展開で後半を迎えることができた。それが今日の勝因につながった」。加藤和幸監督は内海の力投と6得点をもぎ取った打線を称えた。

 内海は次戦に向けて「もっとみんなが守りやすいようにテンポの良いピッチングを心がけていきたい」。最後まで笑顔を絶やさなかった。(福清 真人) 

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