ヤクルトさらに9人感染 中村、塩見らも…2日連続阪神戦中止 3日間で計27人コロナ陽性

[ 2022年7月11日 05:30 ]

ヤクルト・中村
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 優勝マジック「49」が点灯中のチームが、さらなる感染拡大に見舞われた。ヤクルトは10日、新たに中村悠平捕手(32)、塩見泰隆外野手(29)ら選手4人、コーチ4人、スタッフ1人の1軍関係者計9人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたと発表。同日の阪神戦(神宮)は9日に続いて中止となった。

 3日間で計27人の感染が判明する非常事態。1軍選手は15人で、全員がこの日、コロナ特例対象選手として出場選手登録を抹消された。スタメンクラスで残ったのは村上、山崎、オスナの3人だけ。高津監督ら首脳陣も6人が感染し、コーチも3人しか残っていない。2軍でも8、9日に感染者が出てチーム編成が困難となり、イースタン・リーグも10日のDeNA戦(平塚)が中止。11~13日の巨人戦(戸田)も延期となった。

 球団は松元作戦コーチが監督代行を務めると発表。正午からは臨時実行委員会がオンラインで行われ、ヤクルトは12日の中日戦(豊橋)から試合を再開する方針を確認した。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「9、10、11日の3日間、PCR検査で陰性だった1、2軍の選手でチーム編成を行い、12日から試合を挙行する」と説明。今回の集団感染には「新しい変異株と思われ伝播(でんぱ)力が今までに比べて非常に強く、早い。これまでの感染対策をさらに徹底する」とし、球宴期間中に選手のワクチン接種を推奨する考えも示した。

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