巨人また貯金0 4番・岡本和ブレーキ5タコ、エース菅野は制球欠き…延長10回、重すぎた4失点

[ 2022年7月11日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―8DeNA ( 2022年7月10日    東京D )

<巨・D>6回、佐野(手前左)に三塁打を浴び、盛り上がるDeNAナインをバックに苦笑いの菅野(中央右)(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 延長10回に失った4点を、取り返す力はなかった。巨人は1分けを挟んで3連敗。2日以来、再び貯金0となった。原監督は「もう一本というところ。勝ち越せなかったというところが、こういうゲームになったということ。粘り強く戦ってはいましたけどね」と悔しさをにじませた。3点を追う6回、ポランコのソロ、大城の2ランで同点に追いついたが、後が続かず。この3連戦で一度もリードを奪えず、適時打は40イニング連続で出ていない。

 4試合ぶりの2桁10安打を放ったが、4番・岡本和のブレーキが響いた。3連戦で13打数1安打。唯一の安打も単打で、打点はゼロだ。5打数無安打に終わったこの日は、走者を置いた4度の打席で一飛、中飛、二邪飛、遊飛。甘い球もあったが、球を捉えるポイントにズレが生じ、ミスショットを重ねている。原監督は「何とかそこを抜け出てこないとね」と奮起を促した。

 中7日で先発したエース・菅野は7回123球を投げて6安打4失点。試合前の時点で対戦打率・462(26打数12安打)と苦手にしていた佐野に2安打され、うち1本は失点に絡んだ。「修正すべきところと続けていくところを見直して次の試合に臨みたい」と懸命に前を向いた。6月2日のソフトバンク戦での6勝目以降、4試合勝ち星なし。直球の球速は150キロを超えたが、決め球の制球力を欠いた。桑田投手チーフコーチは「緩急を使えなかった分、つかまった」と分析した。

 首位・ヤクルトがコロナ禍で連日の試合中止。少しでも差を縮めたかったが、逆に13ゲーム差に広がった。(川島 毅洋)

続きを表示

2022年7月11日のニュース