落合博満氏 完全試合の佐々木朗希絶賛も 「何でもう1個、取ってくれなかった」

[ 2022年4月11日 19:41 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が11日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を緊急更新。10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で28年ぶり16人目の完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)に祝福のコメントを寄せた.

 数々の記録を打ち立ててきた希代の大打者も、うなるしかない28年ぶりの大記録だった。この日、通常更新している動画とは異なりスマホで撮影したと思われる動画をアップし、佐々木朗の快挙について語り始めた。

 「すごいことやったね。完全試合もすごいけど、13連続三振も球界に残る記録だからね。3ボールになったのも1回だけ?普通、完全試合やる時は危ない打球あるけど。それらしき打球もなかったってことはね」

 これまで数々の予言を的中させてきた同氏は「また、それをやり遂げるだけの、ああやって見せられちゃうと、可能性はなくはないよね」と断言。令和の怪物のさらなる成長、そして再びの大記録に期待を寄せた。

 28年前の1994年5月18日に巨人・槙原寛己(本紙評論家)が達成した完全試合。一塁ファウルゾーンで飛球を捕球し、27個目のアウトを取ったのは落合氏だった。

 佐々木朗と比べ「あれは危なかったケース結構あるよ。ピッチャーゴロを俺のところワンバウンドで放ってきたりね。ギリギリのプレーってのが何シーンかあったけど」と苦笑い。「今回はそういうのがない。19個で三振、終わったってことは。何で、もう1個取ってくれなかったのかなという思いはある」。プロ野球タイ記録だった1試合19奪三振。高すぎる要求も忘れなかった。

 落合氏はプロ野球の歴史に名を刻んだ若者への称賛を忘れない。「それにしても、佐々木朗希君おめでとうございます」と締めくくり、笑顔を見せた。

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2022年4月11日のニュース