和歌山大が勝ち点獲得 先発・深川が好投、履正社で控え捕手の松田が3投手を好リード

[ 2022年4月11日 19:26 ]

近畿学生野球秋季リーグ 第2節3回戦   和歌山大5―1大阪公立大 ( 2022年4月11日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<和歌山大・大阪公立大>5回1/3を無安打無失点と好投した和歌山大・深川純
Photo By スポニチ

 昨春覇者の和歌山大が快勝で勝ち点を2とし、首位の大阪観光大に食らいついた。8回先頭で安打を許し継投による無安打無得点の偉業はついえたが、3投手で1安打リレー。松田遼太(2年)が好リードで投手陣を引っ張った。

 前日までの2連戦では左腕が先発し、目先を変えるために松田が大原弘監督に右腕・深川純(4年=桑名)の先発起用を進言。深川は6回途中まで無安打投球と完璧に仕事を果たした。

 松田は20年夏の大阪府独自大会を制した履正社で控え捕手。4番で主将も務めた関本勇輔の厚い壁に阻まれ、出場機会はほとんどなかったが、大学でチャンスをつかんだ。「しんどいですけど、試合に出してもらえる喜びを感じています」といきいきとプレーしている。打撃でも3回先頭で先制の足がかりとなる左越え二塁打を放つなど3打数2安打1四球と貢献した。

 昨年6月の全日本大学野球選手権を制覇した慶大を最も苦しめたのが、2回戦で2―4と惜敗した和歌山大だった。1年生は新型コロナウイルス感染拡大の影響で春は練習参加が遅れ、松田はメンバー入りできなかったが、夜行バスを使って自費で観戦。「目指すところがはっきり見えた」と原動力になっている。「今年こそ絶対に行ってプレーしようと思っています」。混戦模様を断ち、春連覇へ導く。

続きを表示

2022年4月11日のニュース