落合博満氏が感じる日本ハム清宮幸太郎の現在地 「自分に合ったやり方を見つけられていない」

[ 2022年4月11日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が11日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。日本ハムの清宮幸太郎内野手(22)の現在地について、伸び悩んでいる要因について語った。

 まず、プロ野球選手に全体的に言えることに言及した。「全般的に言えるのは、どの選手でも、“私は努力してます、練習してます”と言う。そう言いながら、戦力外になる。本当にやっているというのは、一線を越えちゃうんだ。自分がやっていて、クタクタになって、身動きが取れなくなって、頭が真っ白になってという。フラフラ状態になって、そこで何をつかむか。そこまでやっているのか、というのが疑問符。すべては自分が現役として、1軍の試合に出るだけの練習量を積んでいるかどうかというのが、一番の問題点」と語った。

 落合氏は「心技体」について「体技心」との考えを持つ。「そうだと思う。体が丈夫だったら、技術はやればやるほどつく。そうすると不安感は消えて、心の病はなくなる。(心技体の順番だと)心の病をなくして、技術どうやってつけるんだとなるじゃない。丈夫な体力があって、練習に耐えるだけのものがあれば、やればやるほど技術はついていく。正しいやり方をすればね」とした。

 その上で清宮について「自分に合ったやり方を見つけられてないんじゃないのかな。やせようとしているわけでしょ。やせるのが本人にとって、プラスになるのか、マイナスになるのかは、シーズンを通じてやってみなければ。結果はどうだったということがその人の評価になっちゃうわけだから。だから、本人が“やせなければ体のキレが出ない”というのであれば、それはそれでやってみればいいし。それでダメだったら、元に戻す可能性だってなくはないと思う。とりあえず、出発したんだったらやってみるという方法しかないんじゃないかなと思う」とし「だから、朝から晩までバットを振ってろということだ」と締めくくった。

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2022年4月11日のニュース