NPB コロナ感染拡大受け、シーズン延長の可能性は「今の時点では検討はしていない」

[ 2022年4月11日 16:25 ]

NPB・井原敦事務局長
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 プロ野球12球団は11日、臨時実行委員会を行い、オリックスに新型コロナウイルスの感染者、陽性者が広がっていることを受け、12日からの楽天-オリックス3連戦(楽天生命パーク)を延期することを決定。球界全体に感染が広がっている現状に、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「試合を続ける部分については変わらないと確認した。感染力の強いウイルスの状況ですので、感染防止対策をさらに強めなければいけないと感じています」と話した

 シーズン開始当初から楽天、DeNA、オリックスとコロナ陽性者が多発。楽天は4月2、3日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)、DeNAは7日の阪神戦(甲子園)、8日からの中日3連戦(横浜)が中止となった。選手、スタッフを含めた12人が陽性判定を受けたオリックスは10日のロッテ戦(ZOZOマリン)後、バスで帰阪。11日から3日間の活動停止となる。

 すでに楽天は活動を再開し、DeNAは12日からの巨人2連戦のため、11日に沖縄へと出発。事務局長は主催球団の巨人から「(試合の)挙行の可否を議論しなければいけないときはしないといけないんですけど、挙行するということですので、議論という形ではなく、報告をいただきました」と話した。

 臨時実行委員会では感染拡大を受け、定期スクリーニング検査をこれまでの2週間に1度から、1週間に1度を目安とすることも決定。相次ぐ試合中止を受け、レギュラーシーズンの日程を長くする可能性について同事務局長は「今の時点ではそこまでの検討はしておりません」としながらも「どこかのタイミングでそういう検討が必要になることもありうると想定は、あえて会議で口に出さなくても、どの球団さんも…というところですので。それは先の話になると思います」と話した。

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2022年4月11日のニュース