阪神・平田2軍監督、西純＆井上に奮起促す「実力を付けるしかない、この世界は」

ウエスタン・リーグ   阪神2-5広島 （ 2022年4月10日    福山 ）

【ウエスタン・広島－阪神】阪神先発の西純矢
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　猛虎の高卒3年目コンビに対し、平田2軍監督が奮起を促した。

　先発の西純は8三振を奪った一方で、5四死球を与えるなど制球に苦しみ、4回2/3を5安打3失点。5回に1点を失い、さらに2死満塁とされた場面で降板を命じた指揮官は「続投させる値打ちがない。今日のような投球をしているようじゃ、今年、進歩したとは言えん。これじゃファームで並のピッチャー。まだまだ精度を上げていかないと、他のピッチャーにどんどん置いていかれる」と厳しいコメントを残した。

　4番の井上も8回2死一塁で森浦の前に空振り三振など、4打数無安打4三振。今季ファームで打率・163ともがき苦しむ若き大砲候補に平田2軍監督は「4三振でしょ？内容も悪い」と顔をしかめた。

　怒りをにじませたのも、19年ドラフト1、2位コンビへの期待の裏返しだ。「あいつら3年目がしっかりしてくれないと、いつまでたっても純矢、井上と言われないよ。森木、前川となるんやで。実力を付けるしかない、この世界は。いつまでも、そりゃ待ってくれないよ」。2軍指揮官の言葉に、西純も「もっともっとやれると思っていますし、やらないといけないと思っています」と次回登板での巻き返しを期した。