ドラフト上位候補の近江・山田 久々の実戦にプロ10球団が熱視線!本人は夏に照準

[ 2022年3月13日 05:30 ]

練習試合   近江3ー1智弁学園 ( 2022年3月12日    皇子山 )

<近江・智弁学園>復帰登板した近江・山田陽翔
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 昨夏の聖地を沸かせた二刀流が、マウンドに戻ってきた。右肘痛のため昨秋は登板がなかった今秋ドラフト上位候補の近江・山田陽翔(2年)が昨夏の甲子園大会準決勝の智弁和歌山戦以来、196日ぶりの実戦登板。球速表示が追加されるなど皇子山球場のスコアボード全面改装の記念試合で6回60球を投げ1安打1失点(自責0)と好投した。

 「感覚自体はすごく良かった。体のコンディションは100%に近いです」

 4回まで完全投球だった。最速も142キロを計測。5回2死三塁から遊撃手の適時失策で唯一の失点を喫したが、4番打者としても7回2死満塁で決勝の押し出し四球を選んだ。プロ10球団が視察。阪神の筒井スカウトも「体は全然問題なさそう。力強さを出せている」と評した。

 第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)では無念の補欠校となり、夏に照準を合わせる。「そのためにも、春の滋賀大会では圧倒的な成績で優勝したい」と投打で逆襲の中心となる覚悟だ。(北野 将市)

 ◇山田 陽翔(やまだ・はると)2004年(平16)5月9日生まれ、滋賀県栗東市出身の17歳。治田西小1年から治田西スポーツ少年団で野球を始め、栗東西中では大津瀬田ボーイズに所属。近江では1年夏からベンチ入りし同秋から背番号1。最速148キロに球種はカットボール、スライダー、カーブ、フォークを操る。高校通算30本塁打。1メートル74、80キロ。右投げ右打ち。

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2022年3月13日のニュース