阪神・中野が実戦復帰3試合目で初のフル出場「試合に出ないと感覚は戻らない」 引き続き2軍で調整続ける

[ 2022年3月13日 20:23 ]

教育リーグ   阪神0ー11中日 ( 2022年3月13日    鳴尾浜 )

<教育リーグ 神・中>9回1死、石岡のライナーをジャンピングキャッチする阪神・中野(撮影・北條 貴史)
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 下肢のコンディション不良から復活を目指す阪神・中野が、実戦復帰3試合目で初のフル出場を果たした。

 「昨日今日と少しこういう展開になってしまった(2日連続で2桁失点)ので、少ししんどさはあったんですけど、これに慣れていかないと1年間フルで戦えないので。内容はどうであれ、しっかり9回最後まで守れたことはよかったと思います」

 9回に石岡が三遊間へ放ったライナーを飛びついて好捕するなど、7度あった打球処理の機会を無難にこなした。「試合でしか感じられない打球の速さだったり、そういうのはしっかり感じることができた」。当初は15、16日の博多遠征での1軍復帰も検討されていたが、井上ヘッドコーチは「きょう小幡がポンポンっと打って。あいつがすっからかんで、(守備も)ポロンポロンやっていたとしたらちょっと中野呼ぼうとなったと思う」とこの日巨人戦で猛打賞だった小幡を引き合いに出しつつ、「(博多で)2試合だけだったら、向こう(鳴尾浜)でアマチュアと3試合(15日からプロアマ交流戦3連戦)あるから、そこでもっと試合に出させた方がいいかな」と、引き続き2軍で実戦機会を積ませる方針を示した。

 滑り込みでの開幕スタメンを狙う昨季の盗塁王は「試合に出ないと感覚は戻らないので。呼んでもらえる機会をしっかり待ちながら、調整していきたい」と力を込めた。

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2022年3月13日のニュース