西武が来日叶わぬ新外国人へのメール公開 宮村国際戦略チーフ「チーム全体でバックアップ」

[ 2022年3月13日 13:12 ]

西武の球団スタッフが新外国人選手に送ったベルーナドームのピザ店を紹介するメール
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 西武は、既に来日をしている新外国人のバーチ・スミス投手(31)、ディートリック・エンス投手(30)、ブライアン・オグレディ外野手(27)の入団会見を14日に行う。同会見に先立ち、新型コロナの影響で各選手が来日できていなかった1月に、国際部門スタッフらが「Something about Lions」と題して毎日各選手に配信していたメールの一部を公開した。

 全37回送られた同メールでは、球団の歴史や球場の雰囲気が伝えられた。宮村俊介球団本部国際戦略チーフは「春季キャンプが始まっても来日できないという状況下で『チーム全体で新外国人選手をバックアップするんだ』という事を選手達には感じてもらいたかった」と説明した。

 仮に日本食に飽きた場合も、ベルーナドーム内にある「L’s CRAFT」のコロラドピザが絶品なので安心、とメールで紹介。過去に在籍した外国人には頻繁に頼まれて買いに行っていたことも明かした。

 また、1987年の西武―巨人の日本シリーズ第6戦も紹介西武が日本一に王手をかける中、1点リードの8回二死で、一塁走者だった現監督の辻発彦が中前打で本塁を陥れ、日本一を手繰りよせる追加点を奪ったシーンを動画とあわせて送信した。西武に脈打たれる1点を貪欲に取りに行く姿勢などを伝えるのが目的だ。

 宮村国際戦略チーフは「どの内容も来日後に直接会えば普段の会話で出てくるもの。その後の会話の中で、彼らの口から甲子園や富士山というワードが出てきたときは、メッセージが伝わっていたんだ、と感じました」と感慨深げだった。

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