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阪神・岩崎 五輪金の次は世界一「代表でまた戦いたい」目指す23年WBC…静岡凱旋の誓い

[ 2021年12月17日 05:30 ]

県民栄誉賞贈呈式で記念撮影する(左から)川勝・静岡県知事、岩崎、杉浦佳子、杉村英孝(撮影・成瀬 徹)
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 阪神・岩崎優投手(30)が16日、新たな頂を見据えた。侍ジャパンの一員として今夏の東京五輪で金メダルを獲得し、静岡県庁で県民栄誉賞の贈呈式に出席。23年に予定されるWBCでの代表入りに意欲を示し、有観客の熱戦で腕を振る姿を思い描いた。

 「非常に光栄なこと。これに恥じぬように精進していきたい」。パラリンピック自転車女子の杉浦佳子(50)、同ボッチャ個人の杉村英孝(39)の金メダリスト2人とともに川勝平太県知事から盾や表彰状を贈られると一層、表情を引き締めた。「喜びというか、どちらかと言えばホッとしている」。故郷に凱旋し、大舞台で感じていた重圧も吐露。静岡出身の野球選手としては初めての同賞受賞で、県民の期待や果たした重責を実感する時間になった。

 次なる目標も見いだした。午前中に訪問した静岡市役所では田辺信宏市長から「WBCもあるんでそちらの方にも。大きなフィールドで世界を意識しながらやってほしい」とエールを送られた。東京五輪での経験や実績を考慮すれば、2年後に開催予定のWBCでも日本代表入りの可能性も十分。「今はまだ考えられない」と前置きした上で「そういう形になればいいけど、結果を出すことがまずは先」と視線を上げた。

 膨らませるイメージがある。「プレミア(19年秋)を戦った人からはお客さんがいたら凄い…と聞いていた。そういう楽しみはある。代表でまた戦いたい」。東京五輪では味わうことのできなかった有観客での国際舞台は大言壮語のない背番号13のひそかなモチベーションになりそうだ。

 「まだ先のこと。先を考えている余裕はない。まずは来年しっかり活躍すること」。今季果たせなかったリーグ優勝が眼前のミッションだ。(遠藤 礼)

 ▽岩崎の東京五輪 8月2日の米国戦で4回2死二、三塁から初登板して遊ゴロ。4日の韓国戦では2―1の6回1死一、三塁から救援。最初の打者に中前へ同点打を浴び、後続を2者連続三振に抑えて勝ち越しは許さなかった。7日の決勝・米国戦では1―0の8回無死一塁から4番手で登板。3人を打ち取り、無失点で切り抜けた。大会通算3試合で2回1安打無失点に抑え、セットアッパーの役割を全うした。

 《他競技金メダリストと交流》岩崎は同席した他競技の金メダリストとも交流した。パラリンピックの自転車女子の杉浦、ボッチャ個人の杉村に「僕は団体競技なんで個人で結果を残されたのは凄い。尊敬できる」と敬意。逆に杉浦に「(杉村含めて)お2人ともオーラがある」と称賛されて照れ笑いし、野球ファンという杉村からも「大きいし、格好良いなと思った」と熱い視線を向けられた。

 《静岡市に玩具寄贈》岩崎は静岡市役所も訪問し、玩具を寄贈した。今季から登板数に応じた金額(62試合×2万円)相当を故郷の同市清水区と本拠地のある西宮市の児童福祉施設や保育園に贈る社会貢献活動をスタート。寄贈先の代表として同市役所で誤飲防止で大きく作られたブロックを田辺市長に手渡した。「1年でも長く続けられるように。ケガなく1年やれたらそれぐらいの数字にはなる」。来季も60試合登板をノルマに設定し、恩返しを誓った。

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