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「松坂世代」最後の現役 ソフトバンク・和田 54歳キングカズ手本に「やりきれるパワー持って挑む」

[ 2021年12月17日 05:30 ]

来季の目標に「規定投球回&二桁勝利」を挙げた和田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの3選手が16日、ペイペイドームの球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季プロ20年目を迎える和田毅投手(40)は現状維持の年俸1億5000万円プラス出来高払いでサインした。来季は2年契約の2年目。不本意に終わったシーズンからの逆襲に燃えるチーム最年長左腕は、54歳にして現役続行を志す三浦知良(横浜FC)の姿に刺激を受け、来シーズン完走を誓った。

 紺色のスーツに身を包んだ和田は5勝6敗、防御率4・48に終わった今季の現実を正面から受け止めた。「(日本シリーズは)テレビで見るもんじゃないな、と。やっぱり順位が全て。4位という…。6敗もしているし、責任を感じないといけない。本当に力不足」。不惑で迎えた今季の不本意な数字に悔しさをにじませた。

 開幕ローテーション入りを果たした今季は18試合に登板も自身シーズン7年ぶりの負け越し。終盤には左肩のコンディション不良で戦線を離脱した。目標に掲げていたパ・リーグ初となる40歳以上での規定投球回到達と2桁勝利の同時クリアは達成できなかった。「来年もう一度、挑戦したいです」。このままじゃ終われない。改めて照準を合わせた。

 来季は節目の日米通算20年目。刺激となるのがサッカー界のキング、三浦知良の存在だ。カズは54歳にして現役続行の意思を固め、移籍先の行方も注目を集めている。

 「年齢が上がっても、やり続けるのは凄いパワーがいる。それ相応の覚悟もいるし、その覚悟を決められるだけの準備ができるか。やりきれるだけのパワーを持って、来年は挑まないといけない」。年齢は和田より一回り以上も上だが、ピッチを走り続けるカズ。年齢をはねのける姿に「準備の大切さ」があると分析し、自身にも言い聞かせた。

 同級生の松坂大輔が現役を引退し、NPBで「松坂世代」最後の男となった。「コーチ、解説として球場に来ている人もいる。立場は違えど、刺激はもらえる間柄なので、同級生に刺激を与えられるような投球を見せられたら」と和田。プロ野球史上50人目の日米通算150勝まであと2勝。未知なる領域に挑戦し松坂世代の誇りと“カズ魂”でレジェンドの道を歩み続ける。(福井 亮太)

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