阪神・坂本新主将 履正社の先輩、山田封じを誓う「何とかやるしかない」

[ 2021年12月17日 05:30 ]

ABCラジオ「ラジオで虎バン」に出演した阪神・坂本(球団提供)
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 阪神・坂本が16日、ABCラジオ「ラジオで虎バン」のゲスト出演前にオンラインで報道陣に対応。選手間投票で来季から主将を務める男は、履正社の1学年先輩でヤクルトの主将・山田封じを誓った。

 「やっぱり(山田が)3番打って、1番、2番が出ての3番も嫌ですし、1番、2番を頑張って抑えても3番で長打もあるし、四球を嫌って4番の村上ってのもしんどくなりますし。来年以降どんどん走るということもこの前言われてたので、一塁出して走られて二塁になるというのもすごいバッテリーにプレッシャーかかってくると思う。何とかやるしかない」

 山田とは自身のキャプテン就任決定後に電話で話し「『おお、キャプテン』と。『選手間で選ばれているのはすごいな』と言われました」。親交のある高校の先輩でも、今季は優勝を譲ったライバルチームの主将なだけに、負けるわけにはいかない。「試合になったら勝負。そういう世界だと思うので。こっちも遠慮なくいきたいと思います」と来季の雪辱を誓った。

 「打たれることもあると思いますし、抑えることもあると思うんですけど、抑える数が多ければ多いほど、タイガースが勝つチャンスが多くなると思うので。そういうチャンスをたくさん作れるような攻め方、抑え方をして何とかヤクルトにも勝ち越して。今年は上にいかれちゃったので、ヤクルトの上にいって優勝というところに行けるように、しっかりやっていきたいと思います」

 チームメートからは顔を合わせる度にキャプテン呼びされていることを明かし「会う人、会う人に『おーキャプテン』みたいな感じなんで。ちょっと違和感しかないです、今のところは」と苦笑い。理想のリーダー像については「あまり誰みたいにとかはないですけど。誰かにはなれないので、自分らしくやることが大事なんじゃないかなって思ってます」と力を込めていた。(阪井 日向)

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2021年12月17日のニュース