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阪神・藤浪 宿敵エースに弟子入り 菅野「突然“お願いします”と言われたので、“一緒に頑張ろう”と」

[ 2021年12月17日 05:30 ]

17年、侍ジャパンの合宿で菅野(右)とノックを受ける藤浪
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 異例の宿敵タッグ結成――。阪神・藤浪晋太郎投手(27)が巨人・菅野智之投手(32)と合同自主トレすることが分かった。16日に契約更改を終えた菅野が明かした。菅野は今月20日から約1カ月の間、宮古列島の一つ伊良部島を拠点に来季への準備に入る予定で、藤浪も年明け上旬に約1週間程度加わる予定だ。

 プロ野球でも随一の人気と伝統を誇り、今季で対戦が通算2017試合に達した阪神と巨人。“宿敵”関係にある主力選手の合体は異例で、契約更改を終えた巨人のエースから明かされた。

 「自主トレは藤浪晋太郎君も参加します。突然連絡が来て“お願いします”と言われたので、いろいろ話をして“一緒に頑張ろう”と話しました」

 菅野は今月20日から同僚の中川、鍬原とともに約1カ月、宮古列島の一つである伊良部島を拠点に来季への準備に入る予定。島民約5000人の離島にこもり、砂浜ダッシュやロッククライミングで指先の感覚を鍛える方針の中、藤浪は来年1月上旬から約1週間程加わるという。

 藤浪はオフの自主トレについて、複数の拠点を訪れる予定を明かしていた。共通の知人を介して藤浪側から合同トレーニングを申し込み、菅野から快諾を得た。

 学びたい最大のテーマは“投球フォームの再現性”だ。菅野は9イニングあたりの四死球数を示す与四死球率において通算2・01を誇り、現役投手では2位タイとなる12度の無四球試合を記録している。球界屈指のコントロールを誇る右腕を教材に、長年の課題としている制球改善へのヒントを探る考えだ。

 9年目で初めて開幕投手を務めた今季は6度の先発にとどまるなど21試合で3勝3敗4ホールド、防御率5・21に終わった。来季が節目の10年目。6年連続減俸で契約を更改した8日には「完全な自分のエゴで先発をやりたい。そのエゴを通せない実力なら中継ぎでも中途半端になる。いまのメンバーを差し置いてでも(先発で)藤浪を使いたいと思えるものを見せられるようにしたい」と先発一本で勝負する決意を示していた。

 菅野への“弟子入り”を希望したのは、先発へのこだわりを貫きたい思いからでもある。5学年差ながら、12年ドラフト1位でプロ入りし、ともに新人特別賞を受賞した“同期生”。今度こそ復活の足がかりを築きたい。

 <藤浪過去の自主トレ>

 ▽13年オフ 12月は鳴尾浜で体力強化に努め、年始は1月4日に母校の大阪桐蔭グラウンドで始動。

 ▽14年オフ 11月の日米野球で前田健太にツーシームを教わったこともあり、15年1月に都内で合同トレ。

 ▽15年オフ 前田がメジャー挑戦のため合同トレを断念。12月は鳴尾浜を拠点に練習。

 ▽16年オフ 12月に都内でダルビッシュらと合同トレ。ウエートトレで体重は6キロ増の97キロに。

 ▽17年オフ 18年1月、自身初の米国自主トレをダルビッシュらと実施。カーショーからはカーブを伝授された。

 ▽18年オフ 親交のあるJRA騎手の武豊がプロデュースするジムを拠点に自主トレ。

 ▽19年オフ 12月、科学的な技術指導で知られる「ドライブラインベースボール」の講習に中日・藤嶋、又吉らと参加。

 ▽20年オフ 21年1月、甲子園室内での自主トレを公開し、「エース級に投げ勝ってこそ」と菅野の残留が決まった巨人打倒を決意。

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