阪神・糸原「2番がいい」、来季目指す「3割&4割」持ち味生かして30歳シーズン飛躍だ

[ 2021年12月17日 05:30 ]

契約更改を終え、会見する糸原(撮影・北條 貴史)
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 阪神・糸原健斗内野手(29)が16日に西宮市内の球団事務所で2400万増の年俸7900万円で契約を更改し、打順2番へのこだわりを明かした。開幕2番から始まって3、5、6、7番までさまざまな打順を任され、状況に応じた打撃は打率・286の数字以上に評価された。

 「球団からは、いろんな打順で、仕事をしてくれた、と。(走者を)還す難しさも知った。経験できた事は良かった。役に立つと思う」

 3番は12試合で打率・366、5番は29試合で出塁率・371という好成績が残っても、本来の「つなぎ」ではなく「還す」打順の難しさも痛感。経験者に助言を求めたこともあったという。他の打順も知ったことで、改めて自分の持ち味を生かせる打順を「2番(打者)がいいかな」と自己分析した。

 目標には「打率3割&出塁率4割」を掲げた。「2割8分からの壁が高い。壁を打破できるように」。5年目の今季も届かなかった大台への初到達でリーグ優勝、そして、日本一へ猛虎を押し上げる算段だ。もちろん、課題の守備についても「このオフで徹底的にやっていく」と表情を引き締めた。

 「来年はめちゃくちゃ勝負の年。自分のポジションを奪われないように、1年間しっかり戦える体づくりをして、もう1回やっていけたら」。名誉キャプテンも継続。新主将の坂本のサポートも誓い、来年11月で30歳を迎える節目の1年を見据えた。(石崎 祥平)

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