原監督はサバサバ「悲観的に考える必要はない」 4敗目の21歳右腕には「まだ戸郷は“途上”だから」

[ 2021年7月9日 20:59 ]

セ・リーグ   巨人1―4阪神 ( 2021年7月9日    甲子園 )

<神・巨>6回無死、マルテ(31番)にソロ本塁打を打たれ、ベンチで厳しい表情の原監督(右奥)(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は7回途中降雨コールドで阪神に敗れて2連敗。直近5試合で1勝4敗となり、最大14あった貯金が11に目減りするとともに首位・阪神とのゲーム差が3・5に開いた。

 1―4と3点を追う7回にウィーラー、松原の連続長短打で無死二、三塁と反撃の糸口をつかんだが、ここで試合途中から降り続いていた雨が強くなり、試合が一時中断。結局、試合は再開されることなく、27分間の中断後に降雨コールドとなった。眞鍋主審がコールドゲームを告げると、三塁側の巨人ベンチでは宮本チーフ投手コーチが両手を大きく広げて“WHYポーズ”。同じくベンチで両手を広げた原辰徳監督(62)は主審に説明を求めたが、すぐに引き下がった。

 試合後、原監督は「(グラウンドコンディションが)致し方ないところでしょうな。仕掛けがね、こちらがやや遅かったというところでしょうね」とサバサバ。3回にはウィーラー、坂本によるまさかの連続トンネルから2点先制を許したが「2点でよく踏ん張ったと思うよ、この状況でね」とし「(敗戦は)悲観的に考える必要はない。俺たちは明日のことだからな。今日はこういうゲームになったっていうところ。もちろん残念ではあるけれどね。9イニングで勝負したいという、それはもちろんあるけれど、しかし、致し方ないところでしょうね。ステップ材料にするよ」と前を向いた。

 リーグ単独トップとなる9勝目を狙った先発・戸郷は6回5安打4失点(自責2)で今季4敗目。原監督は「もう少し左バッターに対しての対策かな。まだ戸郷は“途上”だから」とこれまでと同様に“途上コメント”で締めくくった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月9日のニュース