巨人・戸郷無念…6回4失点で今季4敗目 3点追う7回無死二、三塁の反撃チャンスに降雨コールド

[ 2021年7月9日 20:23 ]

セ・リーグ   巨人1―4阪神 ( 2021年7月9日    甲子園 )

<神・巨>3回2死二塁、糸原に右前適時打を打たれ、近本(左から2人目)の生還を許した戸郷(撮影・坂田 高浩)
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 巨人の戸郷翔征投手(21)が2・5ゲーム差で追う首位・阪神戦(甲子園)に先発登板。味方の連続失策からノーヒットで先制を許すなど6回5安打4失点(自責2)でリーグ単独トップとなる9勝目を逃し、今季4敗目を喫した。

 中12日での先発となった戸郷は初回、2回と3者凡退に仕留め快調な滑り出しを見せたが、3回に味方の失策から2点を失った。この回、先頭・佐藤輝の打球は一塁方向への痛烈なゴロとなったが、これがウィーラーの股間を抜ける“トンネル”。続く中野の当たりは併殺打性の遊ゴロとなったが、これを名手・坂本も連続で“トンネル”して2死走者なしになるはずが無死一、三塁とピンチが広がった。1死後、近本の二ゴロで三走・佐藤輝が本塁生還。ノーヒットで先制点を失った戸郷は続く糸原に右前適時打されて計2点を失った。

 5回にはウィーラーが左翼ポール直撃の9号ソロを放って自らのミスをバットで取り返したが、その裏、戸郷は2死二塁から近本にカーブを中前適時打され再び2点差。6回には先頭のマルテに左越えソロを浴びてビハインドは3点に変わった。

 7回表、巨人がウィーラー、松原の連続長短打で無死二、三塁としたところで雨が強くなり、試合が中断。結局、約30分の中断でも雨は止まず「試合続行不能」として降雨コールド負けが決まった。

 戸郷は6回で打者25人に対して82球を投げ、5安打4失点(自責2)。6三振を奪い、与えた四球は1つだった。

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2021年7月9日のニュース