【兵庫】進学校対決を小野が制して2回戦進出 エース船瀬が11カ月ぶり公式戦登板で完封

[ 2021年7月9日 13:44 ]

第103回全国高校野球選手権 兵庫大会 1回戦   小野1―0姫路 ( 2021年7月9日    明石トーカロ )

<小野・姫路>激しい雨の中、力投する小野・船瀬幸飛
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 小野が進学校対決を制して2回戦に進んだ。昨秋の地区大会以来、11カ月ぶりの公式戦登板となったエース右腕の船瀬幸飛(3年)が、110球で3安打完封勝利。8回から激しい雨に見舞われたが、背番号15の兄・紘一郎(3年)と二卵性双生児で捕手の径一郎がうまくリード。姫路打線に的を絞らせなかった。

 船瀬は「久しぶりに組みましたが、首を振る場面がほとんどなかった」と女房役に感謝。現3年生は18年夏の西兵庫大会で4強入りした先輩たちに憧れて入学してきた世代。次戦の北条に勝てば、18年の準決勝で敗れた明石商と対戦できる可能性がある。「ここまで甲子園を狙ってやってきたので、明石商に勝ちたい」と闘志を燃やした。

 敗れた姫路のエース右腕・前田大輝(3年)も1失点完投と力を発揮。失点した6回には先頭の船瀬に中前打を許し「最初のバッターさえなければ…」と肩を落とした。それでも直球は最速142キロを計測。巨人の岸敬祐スカウトも「スライダーも切れていたし、のびしろがある」と評価していた。

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2021年7月9日のニュース